こんにちは。WHOOPS!ドローンスクール栗原です。2021年も年が明けはや3ヶ月。やっと春の訪れが感じられるようになりました。WHOOPS!ドローンスクールも第4期を数え、測量・点検など現在のお仕事の中でドローンを活 用したいという受講者の方々が多くなってまいりました。そういった方から実際にお話を聞くとその仕事に従事される方でなければわからないドローンの 様々な課題などもあり、こちらも勉強になります。今後もたくさんの方と出会う場であるよう信頼されるスクールを目指してまいります。
さて、今回からドローンを取り巻く様々なニュースやルールの最新動向の中からピックアップし た内容をレポートとして発信していきます。ドローンは世界的にもまだまだ黎明期。新たなイノ ベーションとして始まったばかりです。技術革新もそれに伴う法規制も目まぐるしく変わる分野ですのでそれに解説を加えお伝えできればと思います。
今回のピックアップは 3月9日、「航空法等の一部を改正する法律案」閣議決定
<報道発表資料>https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku01_hh_000110.html
についてレポートします。 いよいよ2022年ドローンの「有人地帯上空で補助者なし目視外飛行」(レベル4飛行)を実現す るための制度整備が本格化してきた印象です。 この閣議決定で明文化されたものをまとめると
◉操縦免許
・第三者上空(都市部上空)を飛行できる1等ライセンスと既存の許可承認部分(夜間・目視外飛 行など)をカバーする2等ライセンスの操縦技能証明制度の創設。
・国が学科、技能試験実施。民間講習団体受講者は試験は全部または一部免除。 ・3年に1度の更新が必要。
◉機体認証
・第三者上空(都市部上空)を飛行に対応する1種とそれ以外の2種による機体認証制度の創設。
◉その他
・無人航空機による事故発生時国への報告を義務化。
となります。特段、昨年から議論されてきた内容に大きく変わったところはありませんが、私は 「2等ライセンスを取得し、2種の機体であれば既存の許可承認手続きが不要となる」この部分に 注目しています。 現在もDIPS申請はなかなか慣れないと難しい部分もあり操縦や知識について長けた方でなければ 不安な点が多々あると思います。 また万が一うっかりで許可承認を取得していなければ航空法違反となります。 うっかりでは済まない事象となりうるということ。
しかし、「2種の機体と2等ライセンス」これさえあれば許可承認が不要となれば今よりは気軽に ドローンに接することができると思います。もっとたくさんの人にドローンに触れるきっかけとな ると期待しています。 ちなみに2等ライセンスがカバーされる飛行は夜間・目視外・30メートル未満・危険物輸送・物件 投下となるようです。 私たちがもっと身近にドローンを扱えるそんな身近な未来が想像されます。